Time in maticという造語　ソニー　ICF-5250

¥1890

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商品の説明

このモデルを此方で扱うのは10台目位でしょうか。
ソニーのスカイセンサーシリーズと略同じ時期に出された2バンドラジオです。
売りはTime in maticというネーミングの付いたタイマー。それまでのゼンマイによる機械式を止め、コンデンサーの放電を利用した電気式でトップパネルのブルーボタンをポンと押すと1時間後に電池が切れる、という物でした。
但しこのタイマー、オフになっても電池をある程度消耗する為、必ずしも評判は良くなかった様です。価格は￥12500。2バンドラジオとしては結構高めでした。
このモデルを扱う際はTime in maticというソニーの造語が何時も気になっていましたが、先日ふと当時評判になっていたホンダN-360という軽自動車のホンダマチックというオートマの事を思い出し、これだ、と膝を叩きました。
本来はTime in automaticという意味でしょう。ポンとボタンを押せば自動的に切れる。これを小型車に初めてオートマが導入された当時のインパクトに倣ったのだろうと思います(間違っていたらごめんなさい)。
一応このモデルは売れた様です。クリーンなデザインが良かったのでしょう。
遺憾ながらこの頃からソニーの時限爆弾は本格化し、発売から50年近いこのモデルは結構故障が多く直しにくい個体が多い様です。
この個体はジャンクとされ電源は入らなかったのですが、部品の不良、欠損などは無く、全てオリジナルだったのは幸いでした。
外観は汚れ、キズがありましたが全て整備、クリーニング済みで機能に問題は無く、FM、AM受信、ダイヤルライト、チューニングインディケーター、タイマー迄整備後は全てOKです。
勿論内外ともに清掃、整備しているのでそのままで十分お楽しみ頂けます。
意外なのはこの時代のソニーラジオにしては音が太く、結構大入力にも耐える事。
ナショナルとの競合でお互い切磋琢磨した為でしょうか。
そうそう、結構強力なアルニコ磁気回路の9.2cmスピーカーは裏蓋に付けたスポンジで前面のボディに押し付けて振動を抑える構造ですが、スポンジが必ず駄目になっていて、ビリつきが起きます。今回は裏蓋に厚いスポンジを貼って代用しています。
価格から見て気軽に購入頂いて当時の高性能ラジオの音を楽しんで頂ければと思います。
電池付き。状態が良いのでお買得です。