2CDシュッツ「復活祭オラトリオ」、「クリスマス・オラトリオ」「ダヴィデの詩篇」

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商品の説明

イースターの季節、心を見つめ直すヒーリング音楽。

大坂の陣も終わる頃、オーストリア、ドイツからボヘミア、北欧諸国を巻き込んでの三十年戦争という暴発発生。人口が半減、各地の宮廷文化も色あせてしまいました。

この戦争が始まる前に、輝かしい初期バロック音楽が花開いていたイタリア留学をして、解放的、進歩的な雰囲気を満喫していたドイツの作曲家シュッツ(1585-1672)は、帰国後ドレスデンの宮廷楽長として、この戦争の惨禍に向き合うこととなります。

楽団がぼろぼろになる中、その再編成などに奔走しながら音楽は研ぎ澄まされて内省的に深化していきました。

バッハの100年前の人で、ひたすら聖なる詩句に向き合い、澄んだ楽器と繊細な声楽をブレンドした、心洗われる音楽を追求した長い生涯でした。

1619年、師であるガブリエリから学んだ万華鏡のような多彩さで、ダヴィデ王(表紙参照)が歌った詩篇を描いた、若き日の代表作が詩篇歌集。

冴えた合唱(女声独唱も沁みます)とオルガンの深い響きに癒されます。
隠れた名盤。

『ダヴィデの詩篇歌集他』
バビロンの川のほとりで SWV37
主よわれらを責めたもうな SWV24
我が呼び声を聞け SWV289
主に向かって新しき歌を歌え SWV35
不信心者の教えに従って歩まなかった者たちは幸いである SWV28
私は眠り SWV310
ヤハヴェよ、汝の住み家は以下に美わしく SWV29
わが魂よ、主をほめたたえよ SWV39
それは確かな誠 SWV277 （シャインの思い出に）
ドイツ語マニフィカート「わが魂は主をあがめ」 SWV494
シャイン：パヴァン
ジェレミー・サマリー（指揮）、オックスフォード・カメラータ

シュッツはキリストの生と死にフォーカスし、最晩年には、内省するような受難曲を連作しましたが、それに先立ち1623年には復活祭(イースター)の物語を作曲、高齢になってもその霊感は途切れず、1660年にはクリスマスの物語に清純な音楽をつけています。

ボッティチェリによるジャケットも美しい名匠ベルニウス指揮の充実の名盤。
2曲を71分で収録。歌詞対訳付。

1) クリスマス物語
2) イエス・キリストの復活の物語
シュトゥットガルト室内合唱団,
シュトゥットガルト・バロック管弦楽団

自宅保管レベルですが盤面良好です。