帝国ホテル物語　武内孝夫

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商品の説明

帝国ホテル物語
武内孝夫
現代書館　1997

日本初のグランドホテルとして誕生した帝国ホテル。宿泊することがステータスだったホテルがシティホテルに変容する百余年、建物・宿泊者・料理・働く人々・その時代を全調査。この物語はホテル論であると共に日本近代化の光と影を語るものでもある。帝国ホテルの全てが分かる。

目次
プロローグ　近代化の光と影
第１章　帝国ホテル誕生の仕掛け人
　欧化主義と井上馨・渋沢栄一
　鹿鳴館時代の狂言回し
　天皇への距離
第２章　外国人支配人たち
　横浜グランドホテルから支配人をスカウト
　旅情と旅の恥
　フライク支配人の不運な死
　「日本は一等国になった」
第３章　転換期のドラマ
　異端の建築家
　ライトが設計者となる
第４章　ライト館の魔力
　帝国ホテルのダンス
　亡国淫風の巣か
第５章　有名人たちの投宿
　つけねらう“憂国の士”
　アインシュタインと富士山
　もみくちゃになったチャップリン
　へエレン・ケラー女史と日本の桜
　セクシー女優マリリン・モンローの素顔
第６章　バロン大倉喜七郎と帝国ホテル
　モータースポーツ狂の日本人第一号
　藤原義江と帝国ホテル
　ローマで日本展を派遣開催
　囲碁界のパトロンとして
　鍛えられた帝国ホテルの料理人
　大倉喜七郎の失意と怒り
第７章　国策への献身
　国際観光振興の帰結
　南方への進出
　戦争と帝国ホテル
　占領軍による接収
第８章　帝国ホテルの事件簿
第９章　ライト館の解体
　ライト館は「文化財」か？
第１０章　株式の攻防
　財閥解体と帝国ホテル
　金井会長と犬丸社長
　小佐野賢治の執念
　犬丸徹三の執念
エピローグ　ホスピタリティは健全か
平成以降の帝国ホテルの会社概況
帝国ホテルに投宿した有名人
あとがき
参考文献一覧

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