★つらゆき様専用です‼️サルガバルの象/密林の使者　ギヨ作　安東次男訳　学研

¥1468

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商品の説明

〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉
①「サルガバルの象」函欠、カバー無しタイプの裸本です。
★1978年発行。
★表紙＝背ヤケ、表面に保管上のスレ有り。
★本体＝三方に経年ヤケ、紙面黄変、本文内の
　　　　周辺部にヤケ有り。

②「密林の使者」函欠、カバー無しタイプの裸本です。
★1978年発行。
★表紙＝背ヤケ有り。表面に保管上のスレ有り。
★本体＝三方に経年ヤケ、紙面黄変、本文内の
　　　　周辺部にヤケ有り。

★★上記以外、目立つシミ汚れや難なく、製本も堅牢で、通読に支障はございません。45年の経年に比して良い状態と存じます。★★

　昭和の動物もの児童文学者としては、私的にはシートンやキプリングに並ぶ作家様と存じます。

　あかね書房からは、象の王子サマ、チンパンジーのウオロ、など、擬人化したもの、野生動物に感情移入して描いたもの等、シートンのノンフィクション的作品とはまた趣きの違う作風です。

　ギヨ氏自身がアフリカ大陸を探検旅行して、野生動物達に魅せられ、数々の名作を生み出したのです。

　「サルガバル」の方は、インドの朝花姫ことナラヤナ姫と、象の狩猟人の奴隷、少年アジミールの叙事詩的お話。ギヨの作品としてはロマンチックな設定かなと。

　「密林の使者」の方は、ジャン•リュックという仏人の14歳の少年が、叔父宅に預けられて成長したある日、冒険家の父親から突然の呼び出しでアフリカへ渡る所から始まります。

　コーヒー農園と、アフリカ象の調教をする父親、チンパンジーのウオノゴ（まるで人間みたいです）と暮らし、ジャンを現地の学校に通わせます。

　支配者たるヨーロッパ人と、現地人の黒人少年との友情。何せ、描いた作家自身が1900年の生まれですから、植民地支配の歴史が仮に1945年に終わったとしても、バリバリの白人支配当たり前の時代に育っているわけです。

　正直、コーヒー農園とか奴隷とか、男尊女卑も含めて当時の白人の当たり前、が今の感覚と異なる面も有ります。

　ギヨ氏は、当時の人間として、完璧では無いけれど、比較的バランスの取れた人類愛、動物愛も持っていたと思われます。

　長期個人保管の古い本です。状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

　古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。