アンテナが4段しか伸びませんが、それ以外は正常動作です　ソニー　IC11

¥1890

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商品の説明

今月はこのモデルの当たり月の様で、既に3台オークション他で入手出来ました。
端正で機能的なデザインのこのモデルは小生の好みですが、耐久性に難があるのが玉に瑕で、不具合が出ると直しにくいのも困り物です。
69年に￥14800で発売されています。丁度同時期にナショナルがワールドボーイGX￥15500を出し、
激しい販売競争を繰り広げますが、丁度FM放送が普及しつつある時期で高度成長期でもあった事もあって、両モデル共に相当数が売れた様です。特にGXは此方で50台位扱っています。
発売が小学校卒業のタイミングだったので、小生は新しい物好きの親父に頼んでソニーのこのモデルを買って貰いました。とても良い音で気に入っていましたが、枕元で活躍したのは兄が買って貰ったナショナルのオープンリールテープレコーダーでした。操作ハンドルをガチャガチャ回して早送り、巻き戻しを行うタイプでしたが、ついさっきまで聞いていた音や音楽が薄いテープに記録され、再生されて本物さながらの音が鳴るのには驚きました。
今思い返せばまるで隔世の感があり、ここ半世紀ほどの技術革新が如何に凄かったかが良くわかります。
技術が進みすぎてハードは完全に人の手に負えないブラックボックスと化し、その様な環境で育った小生より20年位後の世代の方は今回のモデルでさえ使い方が判らず、祖父の遺品、或いは物置から見つけたと称して動作未確認のまま結構な価格で出品される様になりました。
但し、残念ではありますが、この時期のソニーのラジオは動作不良が有るとある程度の知見が無いとなおせません。
PCやゲーム機を直す要領でトランジスタやコンデンサーを無闇に交換する修理がネットに出ていますが、注意深くみれば殆どが全く知識を持たず、技術さえも無いケースが多い様です。そういう小生も偉そうな事は言えませんが、少なくとも動かない物を動作未確認と言う言い方で出したりはしません。
売りっぱなしではなく、届いた翌日迄に不具合が出ればできるだけの対応はします。具体的には売り手負担で返送頂き、不具合を再度チェック、修理して返送するか、最悪直らない場合は同等以上の代替品をお出しして居ます。
そういった背景も有り、良い評価を頂いて居ます。
この個体は上述通りアンテナ以外には問題は有りません。整備、クリーニング済み。電池はお付けします。